フィットハイブリッドの寝心地は?-コンパクトカーで車中泊に挑戦する旅

mat

宿の予約をしていなくても、最悪「車中泊出来る」のが車の良いところのひとつですね。

「車を買ったらグランピングするぞ!」とずっと思っていたのですが、その前にさっそく車中泊の機会が訪れました。

時は世間でいういわゆる「シルバーウィーク」。

車を買ったとはいえ、もしもお天気ならばバイクでツーリングに行きたいところです。
出来れば温泉なんかに泊まって美味しいお料理をいただきたい。

しかしどうやら天気予報を見ると関東全域は雨の様子。

バイクに乗れるのか乗れないのかもわからないまま、ダメ元でいくつかざっとキャンプ場やホテルを検索してみましたが、やはり連休中はどこも空きがありませんでした。

GOTOキャンペーンの影響もあったのでしょう。
しかし東京都は対象外のため、われわれはGOTOキャンペーンとは無縁。
ゆえに真剣に宿も探さずじまい。

このままいけば車中泊をすることになるのは、容易に想像出来るのです…。

車中泊に最低限必要なもの

連休まであと数日しか無い中で、
車中泊するのに最低限必要なもの
を用意しようということで、以下の2つを探しました。

①窓の目隠し
②寝るためのマット

窓の目隠しは、銀マットを切れば作れることはわかっていたのですが、窓のサイズを測ったり型をとったりしないと出来ません。

車が家のガレージに停めてあるのならば、夜でもすぐに行って測る事も出来るのですが、少し離れた場所の機械式駐車場を借りているため、「ちょっと測ってこよう」というのが出来ないのです。

ましてや全窓に紙をあてて型をとるという作業は、駐車場から車を出してどこか道路に停めて、少し時間をかけてやらなくてはいけないのでちょっと時間がない…。

では車種で検索し、よさそうなものはないかとネットを物色。

いくつか「うーん、これはどうかなぁ…」というのは見つかるものの、どれも決め手に欠けるのです。

車種が汎用的だったり、外している時が邪魔になりそうなものや、つけっぱなしに出来るカーテンなんかもありましたが、イマイチそれで大丈夫なのかも不明。
そしてそれらは、フロント用とリア用の両方を買うとなるとまぁまぁなお値段になります。

ということで行き詰まり…。

結局窓の目隠しはどうするかというと、
「出掛けながらどこかでサイズ測ったり型とったりして、ホームセンターで銀マット買って切る?」
と、冗談半分で一応養生テープとハサミを持参することに。
(多分やらないなとは思いましたが💦)

そして最終的には、「最悪コンビニで新聞買って、新聞紙貼ればいーよ(笑)」と。
(こちらの方が圧倒的に確率高そうです)

一方マットはどうかというと、こちらもまだ車内のサイズを測っていなかったので、どんなサイズのマットを買えばよいのか不明のまま。

なのでとりあえずマットは、以前に買ったバイク用のものがあるので、それを持参してみることに。
もちろん寝袋も「NANGA」があるので、この3点があればとりあえず「寝られる」わけです。

車中泊出来る場所を探す

ということで、すぐに連休の朝がやってきました。
当日の天気予報も、やはり関東全域は雨の様子。

今回の目的は、キャンプや観光など特に何も決まっておらず、AKはただ、
フィットの寝心地」を確認したかったらしいです(笑)

この結果によって、今後の「車中泊ライフ」が有りなのか、無しなのかが決まるようです(笑)

「寝心地」を試すだけなら自宅のガレージでも出来そうですが、あいにくうちではそれは叶わず。
雨予報の中、「ほぼ寝に行くだけ」のような旅の行き先は、長野方面に定めました。

朝の予報を見る限り、長野あたりまで行けばどうやら雨ではないようだったのです。

では「車中泊出来る場所はどこ?」ということで、AKが検索しどうやら、
「諏訪湖で出来るらしい」との情報をGET。

そのまま諏訪湖に向かって出発。

車中泊は時間を気にせずのんびり行ける

「フィットの寝心地を確認する」以外は特に目的のない旅なので、高速道路は渋滞していることだし、国道20号でのんびり行ってみることに。

しかしこの日は下道も予想外の大渋滞で、3時間くらい走っても都内を抜けることができません。

どこかで朝食兼お昼を食べようと思っていたのですが、そんなことをしていると都内を脱出するのが夕方になりそうです。
しびれを切らして3時間ほど走ったところで調布ICから中央道へ。

談合坂SAまでは酷い渋滞でしたが、その後は何とか順調に諏訪湖ICを降りる事が出来ました。
諏訪湖ICは去年ツーリングで来ているので覚えのある場所です。

そのまま、「近くのホームセンター」を検索しホームセンターへ。
到着した頃はもうすっかり秋の夕方の空気です。

窓の型をとって銀マットで目隠しを作る元気はもうありません💦

それよりも、椅子を買いました(笑)
バイクでは持参出来ない、「ドリンクホルダーが付いたワンタッチの大きい椅子」です💛

「これを今買うの?」「車中泊する時に邪魔じゃない?」
と思いましたが、疲れのせいもあり、いつものバイク用のちょっと力のいる椅子を組み立てずに済むワンタッチの椅子が欲しいらしいのです。

確かにその椅子はいい。
ぼるよも車を買ったら欲しかったやつです。
なので2個買いました(笑)

そして偶然にもホームセンターと同じ敷地内にスーパーが。

「夜の食料、買ってっちゃう?」

まだ「泊まる場所」も見てないし、ぼるよはまだその公園のサイトの確認もしていなかったので、火が使えるのか、外で宴会が出来るのか、それとも車内だけで食べないといけないのかもわかりません。
どこのどんな環境でどんな食事をするのかわからないままの買い物は難しい…。
とりあえず何もせずに食べられるよう、いつものお刺身とビールだけを購入。
足りない分は、地元の飲み屋さんを探して行ってみようという事に。

そして今回の目的地である「諏訪市湖畔公園」へ。

suwako

なるほど車中泊と思われる先客で既にほぼいっぱいでした。

辛うじて1、2台空いていたので湖畔側の場所を確保。
そしてすぐ、道路を渡って歩いていける「片倉館千人風呂」へ。

ここは去年のツーリングの時に到着するのが遅くて入れなかったお風呂です。今回はリベンジ。
露天風呂はなかったけれど、重要文化財に指定されている趣のある建物で、映画の「テルマエ・ロマエ」のような良いお風呂でした。

senninburo

お風呂に入ってさっぱりしたら、本日の宿(車)に戻りハッチバックの下で買ったばかりのイスに座ってビールとお刺身でお疲れ様のカンパイ。

suwako

風が寒いくらいだったので、冷たいビールとお刺身は早々に平らげ、歩いて10分ほどの焼き鳥屋さん「鳥梅やきとりコーナー」というお店へ。
結構おいしかったです、ココ👍

toriume

帰りにセブンイレブンでスポーツ新聞を買い帰宅(車)

今回の目隠しとマットの結果

窓の目隠し

案の定、今回の目隠しは新聞でした(笑)
新聞紙を広げて養生テープで横の窓と後ろの窓に貼る(笑)

mekakushi
写真は撮り忘れましたが、フロントガラスにはレジャーシートを貼りました💦
ダサくて貧乏くさくてウケました(笑)

それでも寝られるのが車なんです!
いやー車ってホントに便利です(笑)

マット

今回持参したマットは2種類あったのですが、1つは長さが長すぎてダメ。
もう1つは、どこかに穴があいていたようで空気が抜けてしまい最悪でした。

mat

なので今後車中泊するためには、マットはやはり良いものを探して買わなくてはなりません。
もちろん、窓の目隠しも(笑)
その話はまた別の記事で👋

フィットの寝心地-結論は?

肝心の「フィットの寝心地」ですが、結論からいうと、十分に寝られます

フィットはフルフラットになるので、マットを敷けば段差などのゴツゴツ感は全く感じない

のです。

という事で、今後もフィットでの車中泊ライフは「有り」との判定でした(笑)

ただし、以下の点には気を付けて工夫が必要です。

・フルフラット部分が150センチ、前の座席を一番前にずらして出来るスペースが30センチなので、身長170センチちょっとくらいの人でギリギリ

・横幅は、頭の方は120センチ、足元の方は100センチなので、2人で寝るなら、体格が大きい人でなければ大丈夫

・前の席をずらして出来るスペース(頭になる部分)には、何か荷物を置いて頭の高さまでになるような工夫が必要

・荷物は助手席へ。運転席側はハンドルがあるのであまり大きい荷物はおけない
 (折りたためないコンテナなどは助手席における範囲の大きさがよい)

・助手席・運転席とも足元には多少の荷物は置ける

・前の席のヘッドレストにフックや室内の取っ手にS字フックを付ければ小さいバックやランタンや他のものも掛けられそう

・寝た時の足元に、荷物が置けるテーブルを作ればより快適

・荷物はそれぞれ置けるスペースに合った大きさのバッグやコンテナにまとめておくとよい
 (荷物が散らばっていると寝床を作る際の移動が面倒、移動した後に荷物を探すのも大変)

これらを改善しつつ、今後もフィットハイブリッドでの車中泊を楽しんでいきたいと思います☆

車中泊での注意事項

あとで諏訪市湖畔公園のサイトを確認したら、やはり火気使用は禁止でした。
キャンプ場ではないので、やはり車中泊で使用する際は事前にしっかり確認が必要ですね。

☟諏訪市湖畔公園のサイトより

○園内での注意事項
・花火・バーベキュー等の火気使用は禁止です。
・ゴミ箱は設置していませんので、発生したゴミは持ち帰ってください。
・犬のフンは飼主が責任をもって持ち帰ってください。
・キャンプはできません。
・自転車の乗り入れは 禁止 です。
・自転車から降り、押してください。

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